la fleur Jay ブローチ

cotton polyester

Jay(ジェイ)：猫のジェイ

ニューヨークのホテルで暮らす大きな猫、ジェイ。パンにバターを塗っていると、必ずやってきて、椅子の上からじっと見つめてくる。ホテルでの穏やかな時間を思い出し、その愛らしい姿を刺繍で表現しています。
フラットなデザインなので、合わせやすく日常使いにもおすすめです。

L 10cm×W 8cm×H 3cm

////////////////////////

『Jay』
ジェイはミシガンのアーミッシュの村からやって来た。友人がたまたま「子猫もらってください」というサインを見つけて農場に見に行ったところ、一番甲高い声で連れてゆけと騒いでいた子猫を選んでくれたのだ。馬小屋の片隅で生まれた立派なバーン・キャット（=ファーム・キャット）で、野良と飼い猫のいいところを両方持ち、人を避けるのでもなく飼われるのでもない共存型の賢いハンターだと教えられて、それならこの古い建物でお客さんを相手にネズミや虫を対峙してくれる心強い仲間になってくれると思って迎え入れた。
とにかく狩の本能が強く、昔は捕まえるものがないと毎日台所のスポンジや娘のぬいぐるみなど、毎日何かを捕まえては持って来てくれたので、当時はジェイの持って来た物日記をつけていた程だった。もちろん、本当の獲物も捕まえて食べる。おかげで築160年という古い建物でありながら、建物内で虫を見る事がほとんどなかった。
どんな客人がやってきても恐れる事なくマイペースで、いつもまるで全てを悟った賢者のように見える「できた猫」。ジェイのような猫に出会えた事、そして共にこの場所で多くの旅人と出会えた事は本当に幸せな偶然だったと思う。

////////////////////////